Z.その他
ID番号 Z-02
データ登録日 2004.03.15
タイトル イオンビームによるカーネーション新品種の作出
説明要旨  イオンビームをカーネーションの培養体に照射し、植物体再生を行うことによって、色とりどり、形とりどりの新品種を作出する技術である。
カタログ
説明文
 カーネーションでは、既存の品種の栽培特性などの特徴をあまり変化させずに、花色や花型を変える要望が強い。そこで、剣弁でチェリー色の原品種「ビタル」の葉片培養系に炭素イオンビームを照射したのち、その再分化したカーネーションの花色を調査した。対照実験として、変異原として最も良く用いられるエチルメタンスルフォン酸(EMS)やガンマ線などが用いられた。チェリー色から異なった単一色への変異では、EMSやガンマ線では、薄桃、桃や赤色への変異を誘発するのに対して、炭素イオンではサーモンや黄、クリーム、また条斑や複色など、さまざまの花色変異が誘発された。一方、花形についても、ガンマ線で花弁が剣弁から丸弁状になったものがわずかに得られたが、多くは炭素イオンで丸弁やナデシコ形花弁などの変異が誘発された。またその変異も、剣弁、やや剣弁、やや丸弁、丸弁、などと連続した変異が得られた。さらに、「バラ咲き」様の花形も初めて得られた。
<特記事項>
 当該新品種のカーネーションについては、すでに3品種の種苗登録出願を行なっており、今後も実用化を進める予定である。
 また、他の植物・材料を用いてイオンビームによる突然変異体を誘発する件については、共同利用を利用していただけれる他、担当グループとの共同・協力研究を行うことができる。
図表等
参考文献リスト
No. タイトル 説明文
1 炭素イオンビーム照射で得られた色とりどり、形とりどりの新品種 図に見られる花は、1つ1つが原品種「ビタル」(図中左上)へのイオン照射及びその後の培養によって得られたものである。
2 各種変異原による花色・花形の変異スペクトル 炭素イオンではその他の変異原に比べて誘発変異のスペクトルが広い。
3 バラ咲きのカーネーション 今回の研究によって得られた商品価値の高い新品種
開発終了年月 2003.03
国内特許
出願番号
特許:無
外国特許
関連相手方
相手方 関連区分
キリンビール植物開発研究所 3(共同研究)
サービスの提供 4.共同研究 5.施設利用 8.情報提供
主要装置 イオン加速器
技術分野
IPCコードサブクラス
A01 農業:林業
C12 生化学:突然変異または遺伝子工学
応用分野
KPCコード
11-1 農林
主要物質名 カーネーション

Carnation
flower
フリーターム 品種改良、突然変異育種、イオンビーム
突然変異、培養変異
発明者 田中 淳
長谷純宏
鹿園直哉